ReproXF

製品分類 : ヒトES/iPSC-培養試薬研究テーマ : ES/iPS細胞

ReproXF

ヒトES細胞、ヒトiPS細胞用のXeno-Free (ゼノフリー) 培地

≪特徴≫

  • Xeno-Free(ゼノフリー)培養システム
    ReproXF、コーティング剤、剥離液ともに、動物由来成分のない完全なXeno-Free培養システムが実現できます。
  • 高密度・大量培養
    当社従来品に比べ、3倍以上の高密度で培養できるため、スモールスケールで大量のヒトES/iPS細胞が培養できます。
    高密度・大量培養
  • 全ロットチェック済み
    全ロットで、iPS細胞による培養試験、浸透圧、pH、無菌、マイコプラズマ検査を行っておりますので、安心してお使いいただけます。

注1) bFGFは含まれておりませんので、ヒトES細胞、ヒトiPS細胞培養時は添加してください。

※保存温度:-20℃以下

1. コーティング剤、剥離液との組み合わせ

ReproXFと動物由来成分不含のコーティング剤、剥離液を用いることで、完全なXeno-Free培養システムが実現できます。

【 コーティング剤と剥離剤の組み合わせ例 】

  Laminin-5
(ReproCELL, RCHEOT004)
VTN-N
(invitrogen, A14701SA)
Synthemax
Ⅱ-SC
(Corning, 3535XX1)
Matrigel
(BD, 354277)
コロニー継代
の場合
0.5mM EDTA
良好 良好 良好  
シングルセル継代の場合
Accutase
良好 良好 良好 良好

2. 培養実績

ヒトES細胞 H9, KhES1
ヒトiPS細胞 201B7, 253G1, 他

無料サンプルでご使用の細胞株との相性をご確認ください。


3. ReproXFのフィーダーレス培養方法

ReproXFでは、従来品より3倍以上の高密度で培養してください。

■オンフィーダー培養からReproXFへの移行方法

① 移行の準備
オンフィーダー培養しているディッシュ3枚 (細胞密度は写真Aをご参考にしてください) の細胞全てを1枚のディッシュに移行します。3枚から1枚への移行なので、かなりの高密度になりますが問題ありません。逆に低密度になると、うまく移行できない可能性が高くなります。いかに高密度で細胞を播種するかが最大のポイントになります。多すぎると感じるぐらいで適正です。
(フィーダー細胞の持ち込みを避けるため、移行前にゼラチンコートディッシュを使用してフィーダー細胞抜きを行う必要がございますので、プロトコルをご参照ください。)

② 継代のタイミング
iPS細胞がディッシュ全体を覆う (85%以上) ほどに増えた後、1/4?1/3継代で行います。(写真Bをご参考にしてください。)

継代のタイミング

■ReproXFでの継代方法

iPS細胞がディッシュ全体を覆う (85%以上) ほどに増えた後、1/4?1/3継代で行います。

ReproXFでの継代方法

4. ReproXFを用いたフィーダーレス培養下でのヒトES/iPS細胞の未分化維持培養

未分化を良好に維持できます。

■オンフィーダー培養からReproXFへの移行方法

1. 未分化マーカーの免疫染色結果
ReproXFで19継代フィーダーレス培養されたヒトiPS細胞は、各未分化マーカーを発現していることが確認されました。

ヒトiPS細胞201B7株
ReproXF培養:Passage 19
剥離剤:0.5mM ETDA、コーティング剤:VTN-N

未分化マーカーの免疫染色結果

2. 未分化マーカーのFACS解析
ReproXFでフィーダーレス培養されたヒトiPS細胞は、90%以上の細胞が各未分化マーカー陽性でした。

ヒトiPS細胞201B7株
ReproXF培養:Passage 27
剥離剤:0.5mM ETDA、コーティング剤:VTN-N

未分化マーカーのFACS解析

3. 長期培養時の核型の安定性
ReproXFで19継代継続して培養されたヒトiPS細胞の核型を解析しました。核型に異常は観察されず、ReproXFは安定した長期のフィーダーレス培養に適している事が示されました。

ヒトiPS細胞201B7株
ReproXF培養:Passage 19
剥離剤:0.5mM ETDA、コーティング剤:VTN-N

ヒトiPS細胞201B7株


4. 三胚葉系への分化能

ReproXF™で20継代継続してフィーダーレス培養されたヒトiPS細胞を用いて、胚様体 (EB) 形成による試験管内分化誘導を行った結果、内胚葉 (SOX17)、中胚葉 (SMA) および外胚葉 (βIII-tubulin) マーカー陽性の細胞が確認されました。

ヒトiPS細胞から神経細胞への分化

*1次抗体、**2次抗体

製品リスト・価格

品番 製品名 希望小売価格(税抜)
RCHEMD007 ReproXF(500 mL) ¥19,500

関連製品

≪オンフィーダー培養用試薬≫

製品名・概要
Primate ES Cell Medium
京都大学iPS細胞研究所 (CiRA) の山中伸弥教授が発表された、ヒトiPS細胞樹立、培養に関する論文 (Cell 131, 1-12(2007)) でも利用された、リプロセルブランドのヒトiPS細胞、ヒトES細胞の培養に最適な培地です。
ReproStem
霊長類ES/iPS細胞用培地 (Primate ES Cell Medium) を基に開発した低価格なオンフィーダー培養用培地です。
MEF(3×106 cell)
マウス胎児由来線維芽細胞(Mouse embryonic fibroblast)。マウス、サル、ヒトES細胞、ヒトiPS細胞のフィーダー細胞として幅広くお使いいただけます。
SL10(3×106 cell)
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の山中伸弥教授がiPS細胞樹立時にご使用になったSNL細胞と同じSTO細胞株由来のフィーダー細胞です。マウス、サル、ヒトES/iPS細胞のフィーダー細胞として幅広くお使いいただけます。
ReproCoat
ヒトES細胞、ヒトiPS細胞のオンフィーダ培養に最適なDishコーティング剤です。Ready to Useなので調製の手間が省けます。

≪フィーダーレス培養用試薬≫

製品名・概要
StemFitR AK02N
高性能・世界最高水準のヒトiPS細胞用フィーダーレス培地。味の素株式会社と京都大学iPS細胞研究所で共同開発した再生医療の臨床研究用の培地です。
NutriStem™ XF/FF
Xeno-freeな、ヒトES/iPS細胞用未分化維持培地
ReproFF2
ヒトES細胞、ヒトiPS細胞用のフィーダーレス培養用培地です。培養作業は月・水・金のみですみ、培地使用量が約半分になります。
ReproFF
オンフィーダー培養と同じ感覚で、簡単にフィーダレス培養が可能。ロット単位のまとめ買いに最適な大変お得な5本セット (25%OFF) もございます。
Laminin-5
ヒトES細胞、ヒトiPS細胞用Xeno-Freeコーティング剤。ヒトES細胞、ヒトiPS細胞のフィーダーレス培養に最適です。
iMatrix-511
従来法よりも簡便・効率的なES/iPS細胞の培養を可能にする培養用基質、ラミニン511E8断片の高純度製品。StemFit AK02Nなどのフィーダーレス培地との相性が良好です。

≪グロースファクター≫

製品名・概要
bFGF
ヒトES細胞、ヒトiPS細胞の培養に最適なHuman Recombinant bFGF(FGF-2:Basic fibroblast growth factor)です。
bFGF Xeno-Free(FGF-2)
完全なXeno-Free培養が可能なbFGF。従来品と同様の活性配列で、同様にヒトiPS細胞の未分化維持にて品質確認済みです。

≪細胞剥離液・凍結保存液≫

製品名・概要
ReproCryo DMSO Free RM
今までに無い!DMSO不含、緩慢凍結法のヒトiPS細胞凍結保存液。本製品は、京都大学再生医科学研究所が発明したDMSO不含の凍害保護液を、未分化ヒトES/iPS細胞の凍結保存に適用することで、製品化したものです。
CryoStem™
高い生存率を維持できるヒトES/iPS細胞用凍結保存液です。
CRYO-GOLD™
Chemically defined な組織・細胞用 緩慢凍結法 保存液。ヒトiPS/ES細胞をはじめ、多様な細胞の緩慢凍結に対応可能です。
Dissociation solution for human ES/iPS cells
ヒトES細胞、ヒトiPS細胞剥離液 (CTK溶液)です。剥離液を加えピペッティング操作するだけで継代に適した大きさのコロニーに分割できるため、カッター等でコロニーを裁断して傷つけることはありません。
Freezing medium for human ES/iPS cells
ヒトES細胞、ヒトiPS細胞凍結保存液 (DAP213)です。一般的な保存液と比較して著しく高い生存率で凍結保存が可能です (解凍後3~4日後には継代が可能)。

≪未分化マーカー抗体≫

製品名・概要
Anti mouse Nanog antibody
京都大学中辻教授、多田准教授により開発された抗マウスNanog抗体(ラビット)です。マウスES細胞、iPS細胞の未分化マーカーとしてご使用いただけます。
Anti human Nanog antibody
京都大学中辻教授、多田准教授により開発された抗ヒトNanog抗体(ラビット)です。ヒトES細胞、ヒトiPS細胞の未分化マーカーとしてご使用いただけます。

≪その他 関連試薬≫

製品名・概要
hES Cell Cloning & Recovery Supplement
ES/iPS細胞の生存率を上げることができるサプリメントです。シングルES細胞で30倍以上の生存率向上の実績があります。

プロトコル