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検査概要

検査概要

HLAタイピング 【移植前】

移植前のドナー/レシピエント間のHLA適合性について調べます。
血清対応型HLAタイピング (2桁レベル)、遺伝子型HLAタイピング (4桁レベル)の2種類があります。

抗HLA抗体スクリーニング検査(FlowPRA) 【移植前】/【移植後】

HLAタイピング検査結果でHLAタイプがミスマッチであった場合(または、輸血や妊娠などの非自己タンパクによる抗体産生刺激を受けた場合)、レシピエント血清中において移植拒絶因子と目されるDSA(ドナー特異的抗HLA抗体)を持つ可能性があります。本検査では、移植前にドナーの抗HLA抗体の有無を調べることで、拒絶因子の早期発見を図ります。
術前に拒絶因子が検出された場合は、その後の動きをモニタリングすることで治療による拒絶回避をマネジメントできる可能性があります。また、HLAミスマッチ移植の場合は術後に拒絶因子であるDSAが産生される場合があることから、これらを予防・管理する為にモニタリング検査として用いられます。

抗HLA抗体シングル抗原同定検査(LABScreen) 【移植前】/【移植後】

スクリーニング検査で抗HLA抗体陽性が検出された場合は、本検査を用いて抗HLA抗体がドナー特異的(DSA)か否かの同定を行います。

フローサイトクロスマッチ検査(FCXM) 【移植前】

ドナーリンパ球/レシピエント血清を直接生体反応させて、レシピエント血清中のDSAの有無を確認します。
抗HLA抗体検査とフローサイトクロスマッチ検査を組み合わせることで、高感度で抗HLA抗体の有無を検出できます。これらの検査で陽性が出た場合、抗HLA抗体シングル抗原同定検査により、検出された抗HLA抗体がドナー特異的か否かの同定を行うことができます。

MDF(多次元FCM) 【移植前】/ 【移植後】

白血病疾患をはじめとする造血器悪性腫瘍疾患における初期疾患分類はもとより異常細胞・異常現象の高感度な検出を可能とする検査です。この結果より術前の治療戦略に選択肢を与えることができます。
また、術後の骨髄動態検査として主眼が置かれていることから、白血病細胞のMRD早期検出や正常細胞の分化過程から外れた異常現象などの検知、そして骨髄不全及び骨髄再構築などの術後の骨髄モニタリング検査として有用です。

CD64定量検査 【移植前】/ 【移植後】

関節リウマチ疾患における原発性炎症と感染症由来炎症の鑑別手段として有用な検査とされ、更には造血幹細胞移植などの術後感染症マーカーとしての応用が期待されている検査です。

主要機器一覧

FACS Calibur FACS Vantage SE LABScan