製品及びサービス
研究用試薬
霊長類ES細胞培養キット
『霊長類ES細胞培養キット』は、株式会社リプロセルと京都大学再生研の中辻研究室とのコラボレーションにより開発された製品です。
中辻研究室は霊長類ES細胞の培養技術において世界最高水準にあり、また、日本で唯一のヒトES細胞の樹立・分配機関でもあります。我々の製品は中辻研究室の最新のテクノロジーをベースとして開発されたものです。
マウスES細胞用の培養関連製品はいくつか市販されていますが、これらの製品をそのまま、ヒトES細胞またはサルES細胞に使用した場合、細胞死や分化といった多くの問題が生じます。我々の『霊長類ES細胞培養キット』は、ヒトES細胞およびサルES細胞のための専用培養製品であり、安定的で高効率な培養、継代、凍結保存を可能とします。

霊長類ES細胞用培地
容量:500mL、250mL 保存:-20℃
マウスES細胞用の培地を用いてヒトES細胞およびサルES細胞を培養した場合、通常、数日間で分化してしまいます。
一方、弊社培地を使用した場合、写真のようなしっかりとしたコロニー形を保ち、安定的未分化維持が可能になります。
また、ヒトiPS細胞用の培地としても使用可能です。(Cell 131, 1-12 (2007))

特徴
- サルES細胞で培養テスト済みであり、品質保証されています。
- bEGFは含まれておりませんので、ヒトES細胞使用時には添加していただき事前にチェックしていただくことをお奨めします。
- 浸透圧、pH、滅菌、マイコプラズマ検査済みです。
- 血清は不含ですのでLot差が殆どありません。
- Ready-to-useで試薬調整の手間が省けます。

カニクイザルES細胞の良好な状態のコロニー、しっかりと形状が保てれている。

分化が始まってしまったES細胞、コロニーが崩れてしまっている。
霊長類ES細胞用 剥離液
容量:30mL 保存:-20℃
マウスES細胞用の細胞剥離液を用いてヒトES細胞およびサルES細胞を継代した場合、通常、その生存率は数パーセントとかなり低くなります。
一方、弊社の剥離液は、添加するだけで程よい大きさのコロニーに剥離させることが可能です。
また細胞へのダメージも少なく細胞の生存率が従来品に比べ約10倍と高いのが特徴です。染色体異常なくカニクイザルES細胞やヒトES細胞で、一年以上の培養実績があります。

特徴
- 添加するだけで自動的に程よいコロニーの大きさにできるため、ピンセット等の機械的な操作は必要ありません。
- サルES細胞でテスト済みであり、品質保証されています。
- 浸透圧、pH、滅菌、マイコプラズマ検査済みです。
- Ready-to-useで試薬調整の手間が省けます。

0.25%Trypsin-EDTA溶液と比較しまして10倍以上の生存率を示します。
霊長類ES細胞用 凍結保存液
容量:25mL 保存:-80℃
マウスES細胞用の凍結保存液を用いてヒトES細胞およびサルES細胞を凍結保存した場合、通常、その生存率は1パーセント未満とかなり低くなります。
一方、弊社の保存液の場合、10%程度の高い生存率が可能です。


弊社、凍結保存液使用時の生細胞コロニー染色
特徴
- サルES細胞で検査済みです。
- 浸透圧、pH、滅菌、マイコプラズマ検査済みです。
- 凍結解凍後の生存率が良好で、通常3〜4日後には継代が可能です。
- 細胞は液体窒素で急速凍結させるため、プログラムフリーザーが不要です。
- 凍結細胞は、-135℃以下のフリーザーで長期保存が可能です。
- 血清は不含です。
- 希釈せずに使用できますので、試薬調整の手間が省けます。
- 「取扱説明書」を十分お読みの上、ご使用ください。

フィーダー細胞 (SL10)
特徴
- Neomycin耐性です。
- マウス、サル、ヒトES細胞のフィーダー細胞として幅広くお使いいただけます。
(ただし、お使いの細胞によっては相性が悪い可能性もございますので、事前にテストしていただくことをお奨めします。) - 細胞株ですのでロット差がほとんどありません。
- マイトマイシンC処理をしています。


フィーダー細胞 (MEF)
特徴
- マウス、サル、ヒトES細胞のフィーダーとして幅広くお使いいただけます。
- 全てのロットをサルES細胞の培養試験で検査しておりますので、安心してお使いいただけます。
- マイトマイシンC処理をしておりますので、すぐにお使いいただけます。
- 継代回数3回の細胞を使用しております。


京都大学再生医科学研究所 中辻憲夫教授からのコメント
私どもの研究室では、サルやヒトES細胞株の効率良い樹立に成功するとともに、培養継代方法や凍結保存法の大幅な改良を行い、安定した細胞増殖と保存を実現することが出来ました。
ところが多くの研究者からは、霊長類ES細胞の培養がマウスES細胞とは全く異なり大変難しいと相談や助言を求められます。少なくとも培地、継代用酵素液や細胞凍結液などは、安心して使用できる確実なものを使いたいという声も聞きます。
今回、(株)リプロセルが京都大学からライセンスを受けて、霊長類ES細胞培養用の各種溶液試薬を製造供給することになりました。このことによってサルやヒトES細胞を用いた研究が多くの研究室に拡がり、順調な発展の助けになることを期待します。
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