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Q&A

製品全般

リプロセル製品の保存方法と保存期間を教えてください。
  • ①培地(霊長類ES細胞培地、ReproFF)は-20℃保存、解凍後は2~8℃保存で保存期間は2週間を目安にしてください。なお、bFGF添加後は1週間を目安に使い切りください。
  • ②フィーダー細胞は-80℃保存、長期(6か月以上)の場合は液体窒素保存でお願い致します。
  • ③細胞剥離液は-20℃保存、解凍後は2~8℃保存で保存期間は1週間を目安にしてください。
  • ④凍結保存液は-80℃保存、解凍後は2~8℃保存で保存期間は2週間を目安にしてください。
培養液は開封後、小分けして凍結保存できますか?
培養液を一度解凍した後、再凍結すると活性が低下する可能性がありますので、お勧めいたしません。
リプロセル製品はヒトiPS細胞でも使用できますか?
問題なく使用可能です。
リプロセル製品に添加されている毒劇物があれば教えてください。
以下の製品に毒物に指定されている2-メルカプトエタノールが添加されております。

  • ①霊長類ES細胞培地(0.0008%(v/v))
  • ②霊長類ES細胞用凍結保存液(0.0005%(v/v))
  • ③霊長類ES細胞培養キット(上記①、②が含まれる)
  • ③ReproFF(0.0008%(v/v))
リプロセルの培地でフェノールレッドを含有しないものはありますか?
ありません。弊社製品の霊長類ES細胞用培地およびReproFFはフェノールレッドを含有しています。
リプロセルの培地に抗生物質は入っていますか?
入っておりません。抗生物質の添加をご希望のお客様は新たに添加する必要があります。弊社の経験では、ペニシリン/ストレプトマイシンの添加は問題ありませんでしたが、抗生物質の中には細胞毒性等を示すものもございますので、ご確認の上、使用してください。
リプロセルの培地はXenoFree(ゼノフリー)ですか?
弊社の培地には動物由来の成分が含有されているため、XenoFreeではありません。
*XenoFree:ヒト以外の動物成分が含有されていないこと
リプロセルの培地はChemical Defined(ケミカルディファインド)ですか?
弊社の培地はChemical Definedではありません。
*Chemical Defined:培地中の成分がすべて特定できているもの。(=完全合成培地)
リプロセル製品の組成を教えてください。
霊長類ES細胞用剥離液(特許取得済)以外の製品については非公開とさせていただいております。
製品組成に関しては非公開とさせて頂きます。
ReproCELLの培養製品はどうやったら購入できますか?
弊社の製品はコスモ・バイオ株式会社で取扱っておりますので、コスモ・バイオ株式会社にお問い合わせください。
コスモ・バイオ株式会社 製品情報部
TEL:03-5632-9622 FAX:03-5632-9614
北海道の研究施設ですが、製品が届くまでに何日かかりますか?
在庫の状況にもよりますが、原則として、フィーダー細胞(MEFおよびSL10)は翌日、その他の製品については、翌々日の到着になります。

霊長類ES細胞培地

培地組成を教えてください。
申し訳ございません、培地組成は非開示となっております。
医薬用外毒物のマークが記載されていますが、何が入っているのでしょうか。
また、どのように廃棄すればよいでしょうか?
0.0008%の2-メルカプトエタノールが入っております。廃棄については、弊社では、廃液は廃液業者に依頼しております。貴施設にて、廃液業者に依頼して廃液処理をなさっているようでしたら、業者に依頼するのが最も問題がないかと思います。廃液処理施設等がございましたら、その施設の規定に従い、処理していただければよいかと思います。
血清は不含有ですか?
血清は含んでおりませんが、動物有来のタンパク質を含んでおります。
培地に加えるbFGF(basic Fibroblast Growth Factor)の最適濃度はいくつですか?
霊長類ES細胞培地に加えるbFGFの最適濃度は4~10ng/mLとなっております。
霊長類ES細胞用培地はマウスES/iPS細胞でも使用できますか?
当製品は霊長類ES細胞用に開発された製品ですが、マウスES/iPS細胞でも特に問題なく培養できた経験はございます。ただし、マウスES/iPS細胞の培養の際には、LIF(Leukemia Inhibitory Factor)の添加が必要になります。

ReproStem

ReproStemはどういう培地ですか?
霊長類ES細胞用培地を基に開発したヒトiPS細胞/ヒトES細胞用オンフィーダー未分化維持培地です。霊長類ES細胞用培地」と基本構成は同じですがお求め安い価格となっており、日常の細胞維持に最適です。血清は含んでおりません。「霊長類ES細胞用培地」に比べ、わずかに増殖が遅い傾向にあるので、継代間隔を若干伸ばす培養条件の設定が可能です。

ReproFF

ReproFFとはどのような培地ですか?
ReproFFはフィーダー細胞なしで霊長類ES細胞の培養が可能な培地です。弊社製品の霊長類ES細胞用剥離液(RCHETP002)をお使いいただくことにより、オンフィーダー培養からフィーダーレス培養への移行が簡単におこなえます。また、フィーダーレス培養からオンフィーダー培養への移行も簡単におこなえます。
用途しては、霊長類ES細胞への遺伝子導入、薬剤選択、分化実験前の未分化維持に特に有効にお使いいただけます。
ReproFF使用時のコーティング材はReproCoatですか?
いいえ。ReproFF使用時にはマトリゲルをご使用ください。
どのマトリゲルを使えばよいでしょうか?
弊社では、BD社の
・BDマトリゲル グロースファクターリデュースト(356230, 354230)
・BDマトリゲル ヒトES細胞用(354277)
の使用実績がございます。
初めて細胞をおこすのですが、ReproFF(フィーダーレス)で細胞をおこすことは可能でしょうか?
不可能ではないと思いますが、お勧めいたしません。フィーダー細胞上で培養された細胞をフィーダーレスの状態でおこしてしまうと、環境が全く異なるために細胞の生存率を下げる可能性がございます。また、フィーダーレス培養自体が、細胞の接着率が若干悪いため、さらに細胞の生存率を下げることになります。
凍結融解直後の細胞をReproFFで培養できますか?
不可能ではないと思いますが、お勧めいたしません。フィーダー細胞上で培養された細胞をフィーダーレスの状態でおこしてしまうと、環境が全く異なるために細胞の生存率を下げる可能性がございます。また、フィーダーレス培養自体が、細胞の接着率が若干悪いため、さらに細胞の生存率を下げることになります。
血清は不含有ですか?
血清は含んでおりませんが、動物由来のタンパク質を含んでおります。
培地に加えるbFGFの最適濃度はいくつですか?
ReproFFに加えるbFGFの最適濃度は5ng/mLとなっております。

●ReproCoat

ReproCoatはReproFF用のコーティング材ですか?
いいえ、ReproCoatは霊長類ES細胞培地用のコーティング材です。フィーダー細胞を播種する前に使用するコーティング剤になります。
ディッシュをコーティング後、余分なReproCoatはどうすればよいでしょうか?
フィーダー細胞を播種する前に、余分なReproCoatを取り除いてください。

剥離液

法規制上の毒劇物、危険物は含まれていませんか?
本製品には法規制上の毒劇物、危険物は含まれておりません。
剥離液はiPS細胞培養プロトコルにあるCTK溶液と同じものでしょうか?
弊社のRCHETP002霊長類ES細胞用細胞剥離液の組成は、iPS細胞プロトコルに記載のCTK溶液とほぼ同じとお考えください。
僅かに成分比が異なる部分もありますが、機能や操作は同じです。当社ではヒトiPS細胞の継代に霊長類ES細胞用細胞剥離液を使用しております。
当社の剥離液は、元々、ヒトES細胞の培養のために、京都大学の中辻先生と末盛先生が開発されたものでありCTK溶液と呼ばれています。このCTK溶液の特許(権利化済み)はリプロセルが保有しており、「霊長類ES細胞用細胞剥離液」として販売しております。また、ヒトiPS細胞の培養方法は、中辻先生の開発されたヒトES細胞の培養方法をそのまま利用しておりますので、ヒトiPS細胞にもCTK溶液が使われています。
マウスES細胞にも使用できますか?
使用できないことはありませんが、当製品は、コロニーがバラバラにならず、ある程度の大きさを保ったまま細胞を剥離できるという、特徴をもった商品になりますので、マウスES細胞のように単一細胞にする場合には最適ではないと思います。
剥離液は開封後、小分けして凍結保存できますか?
一度解凍した後、再凍結すると活性が落ちる可能性がありますので、お勧めはいたしません。

保存液

フィーダー細胞 MEF

フィーダー細胞とは何ですか?何のために必要ですか?
フィーダー (feeder) 細胞とは、ある細胞を培養する際に補助として用いる別種の細胞のことです。ES/iPS細胞においては、未分化性を維持するために必要とされます。弊社ではMEF (mouse embryonic fibroblast) とSL10の2種類のフィーダー細胞を用意しております。
フィーダー細胞MEFは-80℃で保存できますか?
フィーダー細胞MEFは-80℃で保存可能です。ただし、長期(6カ月以上)保存する場合は液体窒素での保存をお願い致します。
フィーダー細胞MEFはフィーダー細胞SL10と同様にネオマイシン耐性ですか?
フィーダー細胞MEFはネオマイシン耐性ではありません。
(いずれの薬剤にも耐性ではありません。)

フィーダー細胞 SL10

SL10は薬剤耐性ですか。
ネオマイシン耐性になっております。
リプロセルではSNLを取り扱っていますか?
申し訳ありませんが、SNL細胞は商業利用ができない細胞となっており、弊社では取り扱っておりません。しかし、SNL細胞の親株であるSTO細胞由来の細胞として、SL10細胞(マイトマイシンC処理済み)がございます。
MEFとSL10とはどう違いますか?
MEFは初代培養細胞ですのでロット間に差がございますが、SL10は細胞株ですのでロット間差が小さい点が特徴です。SL10はNeomycin耐性という特徴を持っております。
SL10でヒトiPS細胞の培養はできますか?
細胞株によっては培養できない細胞株もある可能性がございます。弊社での培養実績として、京都大学山中教授が樹立された201B7株(Takahashi, K., et al., Cell, 131, 861-72, 2007)の培養実績がございます。

●培養技術

インキュベーターのCO2濃度は何%がよいのでしょうか?
通常、細胞培養を行う際のインキュベーターのCO2濃度は5%です。
フィーダー系で作製したiPS細胞をフィーダーレス系で培養することはできますか?
弊社製品ReproFF培地およびDishコーティング剤としてBD社のマトリゲル
(今後、human recombinant Lamininも?)を使用した場合においては特に問題なく培養可能です。ただし、フィーダーレス培養に移行した直後は細胞の状態が悪くなりやすいため、注意が必要です。